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Apacheを停止してNginxでLet's Encrypt証明書を更新する方法

目次

Apacheを停止してNginxでLet's Encrypt証明書を更新する方法

この記事では、Apacheがポート80と443を占有しているためにNginxでLet's Encryptの証明書更新に失敗する問題を解決する方法を説明します。
証明書の更新時にNginxがこれらのポートを使用できるように、Apacheを停止し、システム起動時に自動的に起動しないように設定します。

ステップ1: Apacheがポート80と443を使用しているか確認

まず、Apacheがポート80と443を使用しているか確認しましょう。
次のコマンドを実行してください。

sudo netstat -tulpn | grep :80
sudo netstat -tulpn | grep :443

これらのコマンドの出力で、httpd (Apache) プロセスがポート80と443でリッスンしていることが表示されれば、Apacheがこれらのポートを占有しています。

ステップ2: Apacheを停止

次に、現在実行中のApacheを停止します。

sudo systemctl stop httpd

ステップ3: Apacheを無効化

Apacheがシステム起動時に自動的に起動しないように無効化します。

sudo systemctl disable httpd

ステップ4: Nginxの状態を確認

Apacheを停止した後、Nginxが正常に動作していることを確認し、必要に応じて再起動します。

sudo systemctl status nginx
sudo systemctl restart nginx

ステップ5: Let's Encrypt証明書の更新を再試行

最後に、Let's Encryptの証明書更新プロセスを再度実行します。

sudo /usr/bin/certbot renew

以上で、Apacheがポートを占有する問題を解決し、NginxでのLet's Encrypt証明書の更新が可能になります。