React TypeScriptでのAES256暗号化・複合化の実装

目次

React TypeScriptでのAES256暗号化の実装

React TypeScriptプロジェクトでAES256の暗号化を行う方法を紹介します。
この記事では、crypto-jsライブラリを使用して暗号化と復号化を行う方法を示します。

1. パッケージのインストール

まずはじめに、crypto-jsパッケージをインストールします。

npm install crypto-js

2. 暗号化と復号化のヘルパー関数の作成

次に、暗号化と復号化のためのヘルパー関数を作成します。

import AES from 'crypto-js/aes';
import Utf8 from 'crypto-js/enc-utf8';

const SECRET_KEY = 'YOUR_SECRET_KEY_HERE'; // 長さが32バイトの文字列を使用してください。

export const encrypt = (plainText: string): string => {
  const encrypted = AES.encrypt(plainText, SECRET_KEY);
  return encrypted.toString();
}

export const decrypt = (cipherText: string): string => {
  const decrypted = AES.decrypt(cipherText, SECRET_KEY);
  return decrypted.toString(Utf8);
}

3. 暗号化と復号化の使用方法

上記の関数を使用して、テキストを暗号化および復号化する方法を示します。

import { encrypt, decrypt } from './path-to-your-helper';

const plainText = 'Hello, world!';
const cipherText = encrypt(plainText);
console.log(`Encrypted: ${cipherText}`);

const decryptedText = decrypt(cipherText);
console.log(`Decrypted: ${decryptedText}`);

4. セキュリティ上の注意

• 上記の方法はシンプルな例を示しているだけであり、実際の本番環境での使用には適していない場合があります。
  
• IV（Initialization Vector）の使用、PBKDF2などの鍵導出関数を使って鍵を強化するなど、セキュリティを高める追加の手順が必要です。
  
• セキュリティ関連の実装を行う際は、専門家のアドバイスや最新のセキュリティガイドラインを参照することが強く推奨されます。