目次
クラス内のGetterについて
JavaScriptのクラス内において、getter
はプロパティ値を取得するためのメソッドです。
これによって、プロパティにアクセスする際に特定のコードを実行することができます。
ゲッターの定義方法
ゲッターは get
キーワードを使用して定義します。以下に具体的な使用例を示します。
class CustomClass { constructor(message) { this.str = message || ""; } get strLength() { return this.str.length; } }
上記の例では、CustomClass
クラスに strLength
というゲッターを定義しています。
このゲッターは、strの文字数を返します。
ゲッターの使用方法
ゲッターは、プロパティと同じようにアクセスできます。
メソッドのように ()
を付けずにアクセスする点に注意してください。
const cls = new CustomClass("This is an error message."); console.log(cls.strLength); // 25
ゲッターの利点
- ゲッターを使用することで、プロパティの値を取得する際に追加のコードを実行できます。
これによって、計算されたプロパティや内部状態の確認が可能となります。 - ゲッターを利用することで、オブジェクトの内部プロパティへの直接アクセスを避け、カプセル化を向上できます。
- ゲッターは読み取り専用となりますので、値の変更を防ぐことができます。
値の変更が必要な場合は、setter
を使用します。
まとめ
JavaScriptのクラス内での getter
の使用は、プロパティ値の取得やカプセル化、コードの整理に役立ちます。
getter
を適切に使用することで、コードの安全性と可読性が向上します。