技術ブログ

プログラミング、IT関連の記事中心

TypeScript での安全な JSON パース

目次

TypeScript での安全な JSON パース

JSON 文字列のパースは Web 開発の中で一般的なタスクの1つですが、不正な JSON 文字列や空文字を遭遇すると、エラーが発生することがあります。
この記事では、TypeScriptを使用してJSON文字列を安全にパースし、特定のエラーケースでデフォルト値を設定する方法を紹介します。

問題点

JSON.parse() は、正しい JSON 文字列が与えられると期待されます。
しかし、与えられる文字列が空文字や不正な JSON の場合、エラーをスローします。
そのため、このようなエラーケースを適切に処理する必要があります。

解決策

以下のステップで、安全にJSONをパースする方法を実装します。

  1. try-catch ブロックを使用して JSON.parse() を呼び出します。
  2. 文字列が空の場合や、パースした結果が配列でない場合、エラーをスローします。
  3. catch ブロックで、エラーが発生した場合のデフォルト値を設定します。
let a: string[];

try {
  if (hoge === '') {
    a = [];
  } else {
    a = JSON.parse(hoge);
    if (!Array.isArray(a)) {
      throw new Error('Parsed value is not an array.');
    }
  }
} catch (error) {
  a = [];
}

console.log(a);

この方法を使用することで、不正な JSON 文字列や空文字の場合でも、エラーを防ぐことができます。

まとめ

TypeScript を使用して、安全に JSON 文字列をパースし、特定のエラーケースでデフォルト値を設定する方法を紹介しました。
この方法を使用することで、より堅牢なアプリケーションを開発することができます。