目次
JavaScriptでのSetオブジェクトの使い方
JavaScriptのSet
オブジェクトは一意の値のコレクションを管理するのに非常に便利です。
この記事では、Set
の基本的な使い方について説明します。
Setの作成と値の追加
Set
オブジェクトは、new Set()
コンストラクタを使用して作成できます。
値を追加するには、.add(value)
メソッドを使います。
let mySet = new Set(); mySet.add(1); mySet.add(5); mySet.add("何か");
この例では、数字の1
と5
、そして文字列"何か"
をSet
に追加しています。
値の存在チェック
特定の値がSet
内に存在するかどうかを確認するには、.has(value)
メソッドを使用します。
if (mySet.has(1)) { console.log("1は存在します"); }
これは、1
がSet
内に存在する場合に"1は存在します"
とコンソールに出力します。
サイズの取得
Set
内の要素の数は、.size
プロパティで取得できます。
console.log(mySet.size); // 3
このコードは、Set
内の要素数が3であることをコンソールに出力します。
値の削除
.delete(value)
メソッドを使用して、特定の値をSet
から削除できます。
mySet.delete(5);
このコードは、5
をSet
から削除します。
イテレーション
Set
はイテレーション可能です。for...of
ループやSet.prototype.forEach
メソッドを使用して、その要素を順番に処理できます。
for (let item of mySet) { console.log(item); }
このループは、Set
内の各要素を順にコンソールに出力します。
まとめ
このように、Set
はJavaScriptで重複を許容しない値のリストを扱う際に非常に役立ちます。
一意性の保証、値の簡単な追加と削除、サイズの取得、そしてイテレーションの容易さは、多くのシナリオでSet
を強力なツールにします。